7/6 写真が苦手な世代
「写真は大切です。撮り直したほうがいいですよ!」と会員さんによく言う私ではありますが、「ホームページの写真、変えたほうがいいよ!」と言われてから約半年。やっと重い腰を上げて、撮影に行ってまいりました。まだアップしてないですけどね。
私も写真は苦手です。
撮影前のヘアメイクの時間、お店の方とお話ししていたら、さすがみなさん婚活事情にも詳しくて、いろいろな話が聞けました。
そして、婚活世代の写真嫌いについてもそれなりに理由があるとの見解でした。
高校時代、もしくはもっと小さな子供の頃から、プリクラや写メに慣れ親しんだ若い世代は、写真の撮られ方がとても上手なのだそうですよ。
デジタル時代の彼らは、写真の出来を瞬時に確認。気に入らなければ即刻削除。
何枚でも撮り直し可能なので、納得できるまで撮り続ける。
そしてその過程は、彼らの記憶にすべて残り、学習結果として次に生かされていくので、自分がカワイく見える角度やポーズをみんな普通に知っていて、照れることなくそれを他人に見せることができるのだそうです。
ですから、ちょっとふてくされた感じの高校生くらいの男の子でも、カメラを向けると何の抵抗もなく、とても上手に笑顔で写真に納まることができるようです。
一方で、現在70歳以上の世代の方。
この方たちの時代には、写真はかなり貴重なもので、写真撮影の時は、それなりに気合を入れ、威厳をもって、どっしりとしたポーズとともに写真に納まることをしてきたらしい。
なので、今になってもその経験は生かされ、それなりに写真用のポーズをとることや上手に笑うことも容易にできるみたいです。
さて、その間の私たちの世代は?
写真を撮ること自体は日常で、それほどイベント的なことではなかったはず。
家にもカメラは当然あり、パシャパシャ枚数だけは撮っていた。
でも、デジタル世代の今に比べ瞬時に結果を確認することは不可能で、失敗した表情を次の撮影に活かすなんてことはできなかったわけです。
そして失敗ショットにがっかりして、もう写真嫌い。。と思うことも少なくなかったように思います。
特別なイベントとしてポーズを決めてきたわけでもなく、やたら枚数撮るわりには、撮られ方がわからない、一番照れ屋で写真苦手な世代になってしまったのだそうですよ。
「プリクラ、写メ世代が婚活世代になった時には、会員さんの写真のことで悩むなんてことはきっとなくなるよ!」とカメラマンの方に言われました。
綺麗な写真が撮れるかどうかはカメラマンの腕次第、そして修正次第?
でも、撮られ慣れるということが何より一番重要みたいです。
世界的に見ても日本ほどカメラ好き、写真好きな国もないはずです。
せっかくですから、嫌いや苦手で逃げないで、人や景色を撮るだけでなく、撮られることにも興味を持ったほうが、より楽しめるのかもしれないなぁ。と思った一日でした。