新宿の結婚相談所ブライダルブリッジ


12/2 親の気持ち、子の気持ち

最近、知人から頻繁に連絡がくるようになりました。

30代半ばにしてまだ結婚していないお子さんについてのご相談です。

ご相談というよりは、むしろ心配や不安をいっきにはき出しているというカンジでしょうか。

お子さんの結婚についてのこういうご相談は、本当に多いのです。

面と向かって親子で話すと喧嘩になってしまうし、そうかといって何も言わず悶々と考えていると、親は心配で寝られなくなってしまう夜もあるとか。

親ならではのありがたい気持ちなんでしょうけれど、子供からすると結婚についていろいろ言われることほどウザく感じることもない。

私との電話越しで、親子喧嘩が始まるなんてこともままあることです。

でも、こんな話もあります。

いざ自分の体が病気や老いで弱ってくると、わが子を結婚させてしまうことが怖くなり、むしろ「結婚しなくていいわよ。」的になってくる。

そうなってきて初めて子供側も本気で「結婚しなきゃ!」と思うとか。

「死ぬときに後悔すること25」という本があります。

1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた本で、この方によると、死を目前に控えた患者さんたちには、大なり小なりなんらかのやり残したことを抱え、程度の差はあれ、みな後悔していた。と。

そして、そのような後悔が何百も症例が集まると、人間が最後に抱える後悔というものは、だいたい決まってくるものなのだそうです。

その最後の人間の後悔25の中に、結婚にまつわるものもありました。

○ 結婚をしなかったこと
○ 子供を育てなかったこと
○ 子供を結婚させなかったこと

子供を育てなかったこと。というのは、既婚者よりむしろ独身者が多く後悔として挙げるそうです。既婚者の場合は、「ま、仕方ないさ。」とある程度諦めがついているのに比べ、独身者の後悔は深いようです。

いずれにしても自由と孤独はいつも隣り合わせ。何が重要かは当然個人で違うでしょうし、世代間でも考え方にギャップがあって当然です。

親の考え、子の考え。親の気持ち、子の気持ち。

何においても全てを満足させることは難しいかもしれませんが、後悔先に立たず。

何事もできる時に成し遂げておきたいものです。